会社の後進を見ていて心配になる。
私たちのような還暦を過ぎた世代は逃げ切り世代と言われる。
定年退職までは会社はもつだろう。
これから日本は急激な人口減少になる。
一昨年に出生数は80万人。
昨年は77万人。
今年は70万人。
日本の市場は急激に縮小していく。
日本市場だけを相手にしている企業は確実に経営が厳しくなる。
若者は経済的に厳しくなっていく。
会社は人生を保証しない。
若者は労働市場での自分の価値を高める必要がある。
エンプロイ・アビリティ(雇用され続ける能力)を身に付ける必要がある。
若者と話していると危機感がない。
会社が未来永劫と続いて、給料を保証してくれると思っている。
仕事で負荷をかけると〇〇ハラスメントと訴える。
負荷のかけ過ぎはいけない。
しかし、試練を乗り越えないと、実力は付かない。
コンフォート・ゾーンを出ようとしない若者が多い。
失敗するのが怖いらしい。
しかし、失敗してそこから立ち上がってこなければ成長はない。
最近、めっきりヤンキーを見ない。
昭和や平成の時代は、勉強や運動で自分の存在価値を見出せない若者も
自己主張していたのだが、今はその気力すらないらしい。
ほんとうに無気力な若者が多くなった。
人間が成長するためには、行動がすべての原点である。
行動して、失敗しても、問題点を見つけて、改善活動をすれば成長できる。
還暦を過ぎた私が若者に言いたいことは、考えるより行動して欲しい。
失敗したとしても、問題点を見つけて改善すれば良い。
むしろどんどん失敗して欲しい。
失敗は成功の基だから。