この2日間で2人の若い女性から相談を受けました。
私はキャリアの勉強を長く続けて国家資格も取得しました。
ボランティアでキャリアコンサルタントをしています。
我々のような還暦を過ぎた世代は、1つの会社に定年まで働く人が多いです。
1つの会社で定年まで働くと、多くの退職金や企業年金がもらえ、老後は安泰な人が多いです。
しかし、若者は定年まで会社にしがみつこうなどとは思っていません。
就職するときも転職することを前提で会社を選びます。
キャリアコンサルタントの仕事は、相手の人生を決めつけることではありません。
相手の話を傾聴して、相手にいろいろ考えさせて、自分が進路を決める手伝いをします。
自分自身の考えを伝えることは無いです。
しかし、私自身の考え方もあります。
仕事に関しては、どんな仕事を選んでも同じだと思います。
61歳になるまでに、4回転職して5つ目の仕事をしている私が悟ったことは、
「目の前の仕事を一生懸命やるだけ」です。
過去を悔やんでも変わらない。
未来を憂いても心配事の9割は起こらない。
だから、目の前の現在を精一杯生きるだけ。
一生懸命の現在の積み重ねが未来になる。
彼女たちはまだ20歳代です。
厚生労働省が発表している彼女たちの世代の平均寿命は92歳です。
まだ70年間近く人生があるのです。
人生に大きな可能性を秘めています。
挑戦して、失敗しても、やり直す時間がふんだんにあります。
本当に羨ましいです。
時間というのは最大の財産だと思います。