糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

還暦の壁を乗り越える

誰もが知る大手総合商社の人事担当の女性と飲みに行きました。

11年前の研修で知り合ってSNSで繋がり、それ以来の交流です。

日本で一番売上高のある総合商社の59歳の女性です。

私より1つ下で、定年退職まであと1年でした。

彼女は最近まで子会社に出向して、代表取締役でした。

彼女は女子大学を卒業して親のコネで一般職として入社しました。

社内結婚をして、駐在員の妻となるのが夢だったそうです。

一般職の事務だったのですが、上司の総合職が精神の病気で突然失踪し、

いやおうなしに上司の仕事をしているうちに、総合職に転換してしまいました。

それからは世界を股にかけて仕事をする商社ウーマンとなったのでした。

気がついたら結婚できずに59歳になってしまったとのことでした。

定年退職は60歳です。

65歳まで延長することはできないそうです。

再雇用で働くよりも、企業年金をもらったほうが収入はあるそうです。

さすが日本一の総合商社です。羨ましい限りです。

2年前に出向から本社に戻り、ふと気付いたそうです。

定年退職した後は何をやろうか?

経済的には困らないから、社会に貢献しよう。

定年までの3年間で資格を取得したそうです。

まずは、日本語学校の教師。

次はキャリアコンサルタント

会社に勤務しながらボランティアで日本語教師とキャリアカウンセラーをやっているそうです。

定年退職して、社会との繋がりが途絶えるのがとても怖いそうです。

話を聞いていると、私とまったく同じ悩みでした。

還暦近くになると、社会貢献をしたくなります。

これまで社会から受けた恩を、社会に返したくなります。

彼女と私の違いは、経済的に生活できるか、できないか。

私は年金をもらえる65歳まで働かないと生活ができないような気がします。

それ以外はまったく同じ悩みでした。

私は役職定年の60歳で転職をしたいと思っているのですが、

日々の業務に追われて転職活動ができません。

これでは人生が開けないような気がします。

自分の人生は、最期まで自分で切り開いていきたいです。