生命保険の会社で、積み立てていた年金の支払い開始の通知が来た。
結婚したときに、妻の実家の隣に住む方が生命保険の営業をやっていたので、生命保険と年金の積立を契約した。
かれこれ30年近く前の話になる。
2つで毎月4万円近く払っていた。
その1つの年金の積立が満期になり、60歳になる4月から年金の支払いが開始されるとのことである。
自分も年金をもらう年齢になった。
嬉しいやら悲しいやら。
公的年金は65歳の定年退職をした後にもらえるのだと信じている。
正直言って、お金のことはすべて妻に任せていた。
6年前に妻が家を出ていった後は、給料が銀行に振り込まれ、それを使うだけの生活をしている。
若い頃から一生懸命働けば、食いっぱぐれがないと信じて、金勘定などしたことがなかった。
ただ、私は裕福な家庭の育ちではないので、贅沢はしない性格である。
それが功を奏して、多少の貯金はできた。
次男は、精神障害雇用でパートである。
次男が正社員になれば生活は安定するのだが、このままの給与では生活できないであろう。
だから、私は次男が正社員になることを夢見ている。
そうならなかったことも考えて、少しくらいのお金は次男に残してあげたい。
人生100年時代といいながらも健康でそこまで生きていられるとは思えない。
寝たきりになって人に迷惑をかけるようならば、楽にぽっくり死にたい。
定年退職まであと6年ちょっと。
役職定年まであと1年ちょっと。
まずは、定年退職までは、しっかり働ける健康状態を保ちたい。
それが今の願いである。