人事評価もあるので、令和の若者世代の話を聞くことが多いです。
令和の若者は、すぐに答が欲しい傾向があります。
答とは「努力の見返り」です。
努力したことが、すぐに給与や出世に繋がらないと、努力を諦める傾向があります。
努力の成果が出ていないうちから、見返りを求める傾向もあります。
確かに、現代は、会社が人生を保証しません。
今は勢いがある会社でも、数年先は分かりません。
コロナ禍で、それが如実になりました。
だから令和の若者がすぐに見返りを求めることも理解できます。
今年還暦を迎える私が若者だったときには、昭和の時代でした。
昭和の時代では、年功序列・終身雇用が根強かったです。
二十歳代、三十歳代を耐えて耐えて耐え抜いて働けば、
40歳代には課長になって、ふんぞり返っていられる時代でした。
若いうちは、不条理なことを上司から押し付けられることも多かったです。
上司の愚痴を聞く飲み会にもさんざん付き合わされました。
それで上司に可愛がってもらえたこともあります。
不条理なことだと分かっていても耐えて頑張った。
それで、ストレス耐性が身に付いたと思います。
私が還暦手前で実感していることは、
試練(辛いこと)を乗り越えて、人間が成長するということ。
辛いことを経験するからこそ、他人の痛みも分かるということ。
嫌なことから逃げていたら人間が成長できないということ。
しかし、こんなことを人事面談で言おうものなら、パワハラで訴えられます。
テレワークでは、嫌な人とのコミュニケーションはスイッチ1つで切れます。
そんな仕事のやり方で良いのでしょうか?
令和の若者の話を聞いていて、彼らの将来がとても心配です。