5年前にふとしたことからSNSで中学・高校時代の同級生と40年以上ぶりに繋がり、遠く離れた故郷の同窓会に参加しました。
私は19歳のときに故郷を離れて、故郷に帰ることもなく、ほとんどの故郷の友人とは音信不通でした。
気まずい気持ちを乗り越えて、同窓会に参加しました。
心配をよそに故郷の友人は暖かく迎えてくれました。
そのときから故郷の友人のグループラインに入り、故郷の友人の消息がたまに入るようになりました。
故郷の友人が亡くなったとか、逮捕されたなどの悪い情報が多いです。
同級生がテレビに出演したという嬉しい情報もありました。
本日の元旦は、年始の挨拶のラインが入りました。
還暦の年を迎えた抱負です。
同級生は昭和37(1962)年~昭和38(1963)年生まれです。
同級生はいろいろな人生があります。
同窓会に参加できる人は、平和な人生を歩んだ人たちです。
そうではない人の人生もあります。
病気で亡くなった人、自殺をした人もいます。
犯罪を犯して逮捕された人もいます。
娘がテレビのワイドショーで特集を組まれるくらいの犯罪者になった人もいます。
会社が倒産して路頭に迷った人もいます。
離婚をした人も多いです。
あのときに、同じ場所で人生のスタートを切った仲間が、人生のゴールに近づいています。
私達の世代は、競争させられて育ってきました。
会社の優秀な労働力となるために、1点刻みのテストで順位をつけられていました。
会社でも出世競争を繰り広げていました。
会社でいくら出世をしたとしても、定年退職したらタダの人です。
社会的な地位も名誉も定年退職したら無くなります。
必要なのは人間性だと気づきました。
会社で部下が言うことを聞くのは、役職があるからであって、人間性に従っているわけではありません。
会社を離れて生きていけるのか?
仕事人間であった自分は、仕事以外の軸を持たなければ生きていけないと思います。
今まで何かに追い立てられて生きてきましたが、これからは本当の自分探しになるような気がします。
これまでの人生経験で、答えなどないことは分かっています。
ひょっとして、死ぬまで自分探しをすることが答えなのかもしれません。