故郷に住む叔母から携帯電話に連絡がありました。
叔母が持つ位牌についてでした。
親父が死んで19年が経ちました。
親父は長男であったので、家を継ぐ立場にありました。
私が小さい頃には(50年も前の話ですが)、祖母(親父の母親)と同居していたのですが、
祖母とお袋の仲が悪くなり、祖母は叔母(親父の妹)の家に引っ越してしまいました。
当然、お袋と叔母の仲も悪くなってしまいました。
祖母も25年前に亡くなり、祖母の位牌は叔母が持っています。
本来ならば祖母の位牌は、本家のお袋が持つべきなのですが、お袋がそれを拒否しています。
叔母も80歳を過ぎ、独身で58歳の姪と同居しています。
叔母もこの先長くないので、位牌を私に引き取って欲しいとのことでした。
私も長男です。
本来ならば私が家を継ぐ立場にあるのでしょうが、お袋とは仲が悪く音信不通状態です。
19年前に親父が亡くなった連絡は、お袋ではなく叔母から来ました。
祖父母や親父が眠る墓は、故郷の静岡にあります。
ちょっとやそっとで行ける距離ではありません。
私が死んだら静岡のお墓に入るつもりはありません。
自分の子どもに迷惑がかかるからです。
茨城の近所の小さな墓地にお墓を買おうと思っています。
静岡の墓地を管理する寺には、お金を払い永代供養をお願いしたいと思っています。
私が死んだ後のことをお願いしたいからです。
ただ祖母の位牌だけは引き取り、私が生きている間だけは自宅に置いておきたいと思います。
新型コロナウイルス禍が一段落したら、静岡に出向いて位牌を引き取ってきたいと思います。
これも自分の終活の1つなのです。