今ではお歳暮を送る家は一軒になってしまいました。
それは叔母さんの家です。
死んだ親父の妹です。
年齢は80歳を超えています。
59歳の独身の娘と2人暮らしです。
郷里の静岡に住んでいます。
親父は3人兄弟、お袋は6人兄弟でした。
親戚づきあいをしているのは叔母さん1人になってしまいました。
この叔母さんはとても面倒見が良くて、
小さい頃から私を可愛がってくれました。
郷里を離れてからも、この叔母さん夫婦の家には遊びに行きました。
親父が死んだときは、お袋からではなく、この叔母さんから知らせが来ました。
死んだ親父の位牌は、お袋が受け取りを拒否したので、この叔母さんが持っています。
長男である私が位牌を引き継ぐはずですが、コロナになって叔母さんに会えなくなって、
叔母さんが位牌を持ったままです。
会いに行こうとするたびに、コロナの波が訪れて3年間そのままにしてあります。
高齢者に罹患させないような配慮です。
本日、仕事が終わった後に、急いで上野の松坂屋に行って、叔母さんにお歳暮を発送しました。
またコロナの波が来ています。
来年には親父の位牌を取りに行きたいと思います。