糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

人生の山を一歩一歩登る

次男が8月末で仕事を辞めて10日間が経過した。

次男の前職は障害者の就労移行支援の施設であった。

施設の収入はすべて自治体からの補助金であった。

次男は、通所者として約2年間通い、その施設に就職して5ヶ月間勤務した。

通所しているときに、電卓の資格や日商簿記2級やMOSを取得した。

就職してからは経理の仕事をしていたのだが、施設の不透明な金の流れに気がついたとのこと。

社員はすべて障害者にして、休職していることにして、就労移行の補助金自治体からもらっている。

社員に払う給与は最低時給を下回る。

法律違反の責任は現場担当者の責任にして、代表者は知らぬ存ぜぬを決め込んでいる。

法律違反の申請書を役所に提出しているのは次男の役目。

それを代表者に言うと、「俺の指示が聞けないのか!」と罵倒される。

次男は市の社会福祉協議会の職員に相談して、無料で相談できる弁護士を紹介してもらって相談をした。

障害者雇用の世界は闇の世界である。

自治体も担当したくないので、民間の施設に丸投げして、見て見ぬ振りをしている。

労働基準監督局にも何人かの社員が相談したらしいが、証拠がないので取り合ってくれない。

闇に葬るつもりなのだろうと思う。

次男も良心に苛まされて退職願を提出したが拒否されてしまった。

施設が作成した念書を書かされてやっと退職ができた。

念書には、在職中に知り得た情報は守秘義務があるとのことであった。

次男は、ハローワークなどに通い職探しを続けている。

中学1年生から7年間続いた引きこもりから何とか脱出して、紆余曲折あったが何とか行動できるようになった。

すでに23歳になっている。

新型コロナウイルス禍で、転職活動は厳しいことは分かっている。

私の人生もそうであったが一生懸命やっていれば、誰かが必ず見てくれていて、助言をしてくれる。

行動していれば、必ず道は開ける。

足を一歩一歩前に出していれさえすれば、人生の山は登れると私は信じている。