糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

次男の成長は嬉しい

次男が日商簿記2級に合格した。

本当に嬉しかった。

次男は喜怒哀楽を顔に出さないような性格になってしまったので嬉しい顔を見せない。

3月12日が彼の23歳の誕生日なので、誕生祝いと合格祝いを近所のステーキ屋で済ませた。

彼は、4月から経理の仕事で正社員として働くことが決まっている。

通所している施設のグループ企業で働くことになった。

中1の夏から19歳まで引きこもりであった。

4年前の彼が19歳のときに女房が家を出て行った。

3年前には長男が大学を卒業して家を出て行った。

それ以来、私と次男の2人暮らしであった。

正直言って辛いことが多かった。

書ききれないほど辛いことが多かった。

2年前に彼が自分で施設を見つけて通所し始めた。

ほとんど毎日通っていた。

作業の合間に勉強をして、資格をいくつか取得した。

その努力が認められて、その施設を経営する方のグループ企業で働けるようになった。

今では朝7時には家を出て、夕方6時頃に帰宅する毎日である。

心療内科には通っているが、1カ月に1日の通院になった。

身体障害者手帳は取得しているが返納できそうな感じがする。

この数年間は辛いことばかりで、私も笑顔が出ない性格になってしまった。

やっと光が見えてきた。

次男が自立できるようになるのが私の生きる目的だった。

次男が家を出るまでにはまだ時間がかかるが、目的達成に向けて進んでいるのは嬉しいと共に、少し寂しい気もする。