同居している次男が日商簿記2級に不合格になった。
民法等の法律が変わった年であったから問題が難しかったらしい。
独学で勉強している彼にとっては難しかったのかもしれない。
彼は、挫折しても次にチャレンジする気持ちがあるようである。
施設から帰ってきても勉強を続けている。
最近はPCの会計ソフトの勉強をしている。
現在通っている施設のグループ企業で3月から正社員として働くことが決まったとのことである。
その会社で会計の仕事をするらしい。
彼は、中学1年生の夏休みから19歳まで引きこもりとなっていた。
彼が19歳のときに女房が家を出て行き、次の年には長男も家を出て行った。
私と2人きりの生活になり、彼の将来を考えて、私がいろいろな施設に連れて行った。
引きこもりの相談所には通った。
彼は運動もほとんどしていなかったので、体調も悪かった。
病院で検査を受けたら、血糖値やコレステロールや中性脂肪等の数値が10以上悪かった。
私は女房が家を出た2カ月後に脳梗塞になって入院をした。
現在は、私は次男と一緒に2カ月に1度通院している。
あれから4年の月日が経過したが、今ではだいぶ数値も改善している。
いろいろな施設の方々にお世話になった。
次男は3月に23歳になる。
毎日、施設に通って作業を続けている。
次男は心療内科に通って、障害者手帳をもらっているが、だいぶ改善してきている。
とうとう正社員として働ける段階にまで来た。
私に残された使命は、次男を自立させることである。
それが手の届くところまで来ている。
いろいろな方々のお世話になって、ここまで来た。
感謝の1年であった。