この時期は、朝の通勤電車の中でも勉強している高校生が増えました。
期末試験の時期だからでしょう。
私の高校生の頃と同様に、蛍光ペンを使ったり、赤いシートを使って暗記をしています。
私もそうでありましたが、覚えた知識は試験が終わると、すっかり忘れてしまいます。
それは試験のためだけに暗記をしているからでしょう。
現代は誰でもスマホを持つ時代になりました。
何かを知りたいときにはスマホで調べれば出てきます。
昭和の時代は、物知りであることが大事でした。
要するに知識量が評価されたのです。
しかし、現代ではそれは通用しません。
むしろその知識をどう使うかが大事です。
インプットよりもアウトプットが大事だと思います。
知識を行動につなげてスキルを磨くことで成長する。
知識を行動に結びつけることでスキルが身に付く。
インプットとアウトプットを繰り返すことが大事だと思います。
だから試験のためだけに暗記をすることは、1回限りのアウトプットのために時間を費やしていることになります。
本当に無駄な時間を過ごしていると思います。
行動して失敗したときに、問題点を見つけて、改善活動を続ける。
その問題点を見つけるために勉強した知識が役に立ちます。
むしろ自分が危機に瀕して追い詰められて、そこから逃れるために学んだ知識は、行動が伴いますので、自分の経験値として身に付きます。
そして、それが次の危機を回避するのに役立ちます。
人間が成長するためには、行動することが原点です。
若いうちの失敗から立ち直った経験が、より良い人生を送る力になります。