61歳の私が自分の健康寿命を考えると、元気なうちに旅に出たくなる。
ツアーに申し込みをするとご夫婦の場合が多いので、一人の自分は浮いてしまう。
だから一人旅になる。
自分の人生に意味づけをしたくなる。
俺の人生はこれで良かったのだろうか?
そんなことをふと考える。
目の前の現実には、何の意味も無いことは分かっている。
だからこそ、目の前の現実に意味づけをするのは自分自身である。
どこに行こうかと考える。
特に行きたい場所はない。
のんびりするのならば自宅でも良い。
会えるうちに会いたい人に会っておくことも考えたが、
結局、自分がお世話になった先輩方は後期高齢者となって、
自分が会いたい気持ちと裏腹に会いたくないのかもしれない。
自分が衰えた姿を後輩には見せたくないのだと思う。
これまでの人生。
これからの人生。
還暦を過ぎてから、自分の生き方が見えてきた。
利己よりも利他。
人の喜びが自分の喜び。
そして、もっと喜んでもらうために、自分を成長させる。
自分が成長するためには、コンフォート・ゾーンを出て、ストレッチ・ゾーンに行くこと。
小さな挑戦を続けること。
試練を乗り越えて、人の心は成長を続ける。
生きる目的というのは、心を成長させること。
試練を乗り越えるたびに、自分の心は強くなったと思う。
強くなればなるほど、弱い人への気配りもできるようになった。
これが自分の人生で分かったことである。
旅をしながら、体と心を休めながら、自分の人生に意味づけをしてみたい。