昨晩は、仕事で約20年交流をしている56歳の女性と食事をしました。
どうしても相談したいことがあるということで会いました。
彼女は、40歳のときに小さな広告代理店の取締役になりました。
その広告代理店が倒産して、取引があった大手新聞社の子会社の広告代理店に転職をしました。
その広告代理店ではうまくいかず、人脈を駆使して、55歳のときに数名の社員の小さな広告代理店に転職をしました。
その会社の会長が昔の仕事仲間であったからです。
その会長に見込まれて転職をしたのでした。
しかし、その会長が4ヶ月前に突然死しました。
彼女の後ろ盾が無くなってしまいました。
すると後を継いだ社長から突然、課長からヒラ社員への降格と減給を言い渡されたそうです。
事実上の解雇通告です。
56歳の女性が職を失うというのはとてもショックなことです。
彼女は独身です。
80歳を過ぎた母親と暮らしています。
私は、彼女の心が少しでも軽くなればと思い、3時間ほど食事をしながら話を聴きました。
相手の話を聴くだけでも、相手のストレスは軽減します。
還暦になって自分の経験から分かったことがあります。
人生のどん底だと思ったときには、じっとしていてはますます心が暗くなります。
体を動かすに限ります。
私は人生のどん底だと感じたときには次のことをします。
①家の中を徹底的に掃除をします。
②信頼できる人に相談をします。
最近は、①まではできるのですが、どん底があまりにも大きすぎて、②ができていません。
自分の中で処理しています。
だいぶ心が強くなったと思います。
布団の中で一人で泣くこともあります。
試練を乗り越えることで、魂は成長すると思っています。
試練が降りかかれば、それを乗り越えて、人生の次のステージに行けると信じて生きています。
それが真実かどうかは分かりません。
でもそう信じることで元気が少し出ます。