前職の部下の転職相談を電話で受けました。
1時間ほど傾聴しました。
25歳の女性です。
内勤業務から外勤の渉外になり、数値に追われることに嫌気が指したようです。
お客様を喜ばせたいのに、自分のノルマを達成するためには、お客様のためにならない商品を売らねばならない。
上司に数値を詰められることも辛い。
これは誰もが通る道です。
私も同じくらいの年齢のときに通った道です。
私はこう思うようにしています。
目の前の現実には何の意味もない。
現実に意味づけするのは自分です。
試練を辛いと思ったら、気分が沈んでもっと辛くなります。
しかし、試練が自分を成長させると思えば、乗り越えることができます。
お客様と話すことは楽しい。
お客様に労いの言葉をもらうことはもっと楽しい。
運は人が運んでくれる。
だから運は運ぶと書きます。
一人でも多くの人に会うことで、運が開けてきます。
そんな話をしているうちに、彼女は明日から頑張ろうと思えたようです。
部屋が暗くなれば電気を付けます。
心も暗くなれば火を灯す必要があります。
私は、人の心に火を灯す人になりたいと思っています。
自分の部下だった人たちには、辛いときには連絡をくださいと伝えています。
自分が人生で最後にできることは、人の心に火を灯すことです。
それが社会への恩返しです。