仕事で日本で一番大きなゼネコンに行く機会があった。
入社3年目の女性社員が同行した。
成果を出し続けている優秀な女性社員である。
彼女は、練馬区出身で、私立の中高を出て、慶應義塾大学の法学部に一般入試で入った。
高校の担任には、東京大学を目指せと言われてきたらしい。
今や結婚を視野に入れて、同じ歳の彼氏と同棲している。
女性のキャリアをしっかり考えている。
今や女性は、仕事と家庭の両立は当然のことと考えている。
寿退社は昭和の時代に終わっている。
社員には大卒しかいない。
その中でも、出身大学の偏差値と仕事の成果はかなり相関関係が高い。
自分で目標を立てて、目標に向かって努力を続けることができる能力は、受験勉強で身に付くものであろう。
過酷な運動部の世界でも同じことは言える。
仕事の成果は、「能力」と「意欲」の掛け算だと思っている。
能力は持って生まれたものが大きい。
意欲というのも、生まれつきの性格からきている。
となると、仕事ができる・できないは、生まれたときに決まっているのではないか。
生まれつきの性格は変えられるのであろうか?
環境によって、性格は変えることができると、私は信じている。
私は、恵まれた環境で生きてきた訳ではない。
過酷な環境、試練を乗り越えて、ストレス耐性はできたと思っている。
目標に向かって努力を続ける力も身に付いたと思っている。
私は50歳を過ぎて中学生の同級生の何人かと会ったときに、中学生の頃の私のイメージを言われたことがある。
「一生懸命やる人」
私は能力が高い訳ではない。
努力で生きてきたという自負がある。
小学生のときに、学校に講演に来てくれたマラソン選手の宇佐美彰朗さんの言葉を今でもはっきり覚えている。
「人より汗かく」
その言葉が脳裏にず~とある。
だからこそ、自分の人生を良くするには努力をするしかないと信じている。
こうやって還暦を迎えても、死ぬまで努力を続ける人生で良いのではないかと思う。
死ぬときも前のめりで死にたい。