糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

利他に生きる

先週の金曜日に約50人の前で20分間のプレゼンテーションをした。

聴いているのは社外の人である。

役職定年を1年後に控えた私は、もう肩肘張って話すこともない。

聴いている人の人生が豊かになるような話をした。

若い頃の私は、出世をしたいばかりに、自己主張の強いプレゼンテーションだったと反省している。

今は上を目指すことができないので、肩の力を抜いて話をしている。

プレゼンテーションを終わった後に、何人かの人が挨拶に来てくれた。

とても良い話なので会社で若手に説明したいとのことであった。

私のPowerPointの資料が欲しいとのことであった。

惜しげもなく資料をメールで配付した。

そのうちに、ぜひ我社で同じような人生についての講演をして欲しいとの依頼があった。

再来週に約200人の前で50分間の講演をすることが決まった。

講演料はいただかないことを条件にしてある。

それがせめてもの世間への恩返しだと思っている。

You Tubeを観ていると、ギラギラして講演をしている人が多い。

私は無欲で話をすることにしている。

これから人生の山を登って行く若者には励ます言葉を使うようにしている。

人の心に火を灯すことが私の使命のような気がする。

亡くなった大学の恩師の言葉を覚えている。

「風呂で裸で会ったときにも人格が分かる人になりたい」

役職などの肩書ではなく、人格で発する言葉のほうが、人の心に火を灯すことができるのではないか。

言霊というのは、人生の重みによって変わるものだと思う。

還暦近くになって、いろいろ気づいたことが多い。

もっと早く気づいていたら、私の人生はもっと良くなっていたのだろうと思う。

人生は10万回はやり直すと聞く。

次の人生はもう少し良くなるようにしたい。