「トップ・ガン」の一作目を観たのは、今から36年前の1886年であった。
大学生の頃であった。
裕福な家庭の友人がいて、彼のアパートには最新式のオーディオが揃っていた。
それを彼が自慢のオーディオ機器で観せてもらった。
映画館よりも音質が良いのではないかと思った。
あまりの格好良さに、オープニングから鳥肌が立ったのを今でも覚えている。
当時から、「インディ・ジョーンズ」と「スター・トレック」と「トップ・ガン」の続編が出たら必ず観ると決めていた。
「トップ・ガン」だけは続編が出ないのでヤキモキしていたが、やっと続編が出た。
期待を裏切らない出来の良さであった。
36年間待って良かった。
マーヴェリック役のトム・クルーズは私と同じ歳の60歳。
今回の映画の中でも闘病中の設定であった。
映画の中でも1作目の内容が織り込まれていた。
自分の大学生の頃を思い出しながら観ていた。
思い出していたら懐かしさのあまり涙が出てきた。
歳を取ると涙腺が緩くなる。
大学時代の友人は今頃何をしているのだろう。
みんな幸せならば良いと思った。
あれから私の人生は紆余曲折だったが、生きているだけでも幸せなのかもしれない。