糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

難しい依頼を受けてしまった

これまでいろいろな勉強会に主体的に参加していました。

人脈を作るということは考えていませんでした。

ただ、自分の仕事にプラスになればと思って勉強していました。

意識の高い人が参加していることは確かです。

あるとき、東京都内の私立中高の校長と副校長と、とても意気投合しました。

何度か食事なども一緒にしました。

先日、その2人から依頼を受けました。

学校を立て直したいとのことです。

ぜひ生徒に講演をしてくれとのことでした。

とても伝統のある私立中高です。

100年以上も歴史があります。

しかし、今や少子化により、生徒の数も減少しています。

都内の私立中高でも、1学年が100名以下になってしまった学校はいっぱいあります。

このままでは閉校になる可能性もあります。

この2人は、2~3年前に他の学校から転職してきたそうです。

学校を立て直すためです。

転職してきた先生はやる気があり、新しいことに挑戦します。

しかし、古くからいる先生は、何もしたがらない。

どうせうちの生徒は馬鹿だからと言って、熱心に進学指導をしない。

そんな先生の意識を変えたい。

かといって、そんな先生だけを集めて話をしようとしても反発される。

だから、生徒に講演をするという形を取るが、実際には後ろにいる先生に聞かせて欲しいとのことです。

働かない先生の心に刺さる話をして欲しいのが本当の狙いだそうです。

私の職場にまで押しかけて、高価な菓子折りも持参していました。

私は、不器用だし、人間関係も計算できません。

一生懸命やるだけしか能がない私です。

だからこそ、一生懸命になって職場を変えようとしている2人を見ていると、仲間のような気がして、何もやらないわけにはいきません。

引き受けることにしました。

私が悪者を担当しましょう。

できるか、できないかは、やってみないと分かりません。

でもやらないと、結果は出ません。

準備期間は3週間しかありません。

ゴールデンウィーク明けに、プレゼンをしなければならないことが2回あります。

6月にも親友の校長に依頼されて、高校の先生に講演をします。

今回の依頼とまったく一緒です。

人の心を動かす話をするというのは、とても準備が必要です。

客観的なデータも探して、話す内容を考えて、資料を準備する。

とても時間がかかります。

これから休みの時間を潰して準備をします。

副業はできませんから報酬はいただきません。

還暦の歳になって、こんな依頼を受けるとは思いませんでした。

役職定年の最後の歳に、こんな講演の依頼がいくつも来るとは驚きです。

無気力に生きている私に、神様が喝を入れているのでしょうか?

人が良い縁を運んでくれているのは本当のような気がします。

線香花火が燃え尽きるときにまばゆい光を放つように、これが私が最後に放つ光なのかもしれません。

最近は、40歳代のようにアイディアもすぐに浮かんできませんし、集中力も衰えてきました。

ラクナ梗塞の後遺症で、軽い構音障害があり、滑舌が悪くなりました。

でもこんな体に鞭打ってやるしかないです。

やる気がある人と一緒に仕事ができることに感謝です。

自分も元気をもらえます。