5月末まで在宅勤務となった。
往復約4時間の通勤時間から解放されたので、生活に余裕が出ている。
ふと、「人生の原点に戻りたい。」と思うことがある。
人生は、「~たら」「~れば」がないのは分かっている。
人生はやり直せない。
気持ちをリセットしたい。
初心に戻りたいと思っているのだと思う。
3年前の55歳になったときから「終活の旅」を始めている。
人生の転機になった場所を訪ね、写真を撮影して残している。
故郷の母校を始め、大学時代の下宿やアルバイト先、勤務していた会社など。
人間は死の際には、生まれたときからの記憶が走馬燈のように巡ると聞いている。
昔のビデオテープは終わると自動で巻き戻す。
死を意識するようになってから、人生を巻き戻して観ているのかもしれない。
人生の転機となった現場に行くと、「あのときのように頑張ろう!」と元気をもらえる。
転機は、人生の谷から山へ登る変換点となったところである。
あのときに「頑張ろう!」と思ったからこそ今の自分がある。
人生は山あり谷あり。
今の自分は谷にいるような気がする。
だからこそゴールデンウィークに、人生の転機となった場所を1か所訪ねてみたい。
そして、元気をもらいたい。
人生の山を登るために。