生活を守るために資格を取得してきた。
大学時代には測量士補を取得した。
34歳で2回目の転職をする際に、自分の将来が不安になり、宅建と車の大型免許を取得した。
本当は税理士の免許を取得したかったのだが、税理士の知り合いから食っていけないことを言われ辞めた。
自分の将来が不安で、職を失ったときのために資格を取得してきたのだが、幸いにもその資格を使って稼いだことはない。
45歳で3回目の転職をして、現在の仕事をしている。
そこで、キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの資格を取得した。
キャリアコンサルタントは国家資格なので、5年ごとの更新講習を受講する。
久しぶりに講習を受講した。
8時間の知識講習と30時間以上の技能講習がある。
昨日受講したのは、ミドル・シニアのキャリアについての講習である。
要するに、定年退職前の社員へのアドバイスである。
ミドル(中年)とシニア(高齢者)の境は、55歳である。
私は57歳。
まさにシニア(高齢者)だったのである。
自分では若いつもりでいた。
シニア(高齢者)と言われて、急に老けたことを認識した。
更新講習の講師は54歳。
サザエさんの波平さんと同じ歳ですと言っていた。
昭和の漫画の代表作であるサザエさん。
当時は、会社の定年が55歳であった。
厚生労働省の資料を見たら、1960年当時の男性の平均寿命は60歳である。
定年して、5年程度で死ぬのが平均的な姿であった。
2019年現在は、男性の平均寿命は80歳を超えているが、健康寿命は75歳くらいであろう。
役職定年まであと4年、定年退職まで9年あるが、そろそろ老後の準備をしようと思う。
2年位前から終活を意識し始めているが、シニア(高齢者)と認識して、残りの人生はもっと人の役に立ちたいと思うようになった。