日本がどんどん貧しくなっています。
それは国際的な競争力が落ちているから仕方がないと思います。
円安で中国人が日本の不動産を買い漁っています。
これは日本がバブルのときに日本人も海外で同じようなことをしていました。
会社の近くに1室7億円のタワーマンションが建築中です。
それも完売しています。
中国では不動産の所有権が持てない中国人の富裕層が日本の不動産を買っています。
少子化によって大学や短大が淘汰されています。
短大が潰れる話など珍しいことではなくなっています。
18歳人口が現在は110万人です。18年後は80万人です。
2040年までに240校の大学が潰れることになります。
その頃には、大東亜帝国または日東駒専あたりの大学が最底辺層の大学になるでしょう。
もはや大学に行くことが将来を保証しません。
一般職の事務が機械に仕事を奪われて、文系の大学生(特に女子)の就職先が無くなっています。
単純作業ならばパートやアルバイトができます。
若者は仕事の専門性を身に付けなければ仕事にありつけなくなる時代も近いです。
あなたにしかできない仕事でなければ、他の人(または機械)に仕事を奪われます。
最近の20歳代、30歳代の社員の働き方を見ていると、とても心配になります。
コンフォート・ゾーンを出ないからです。
辛い仕事を避ける。
自分の権利ばかり主張して、義務を果たさない。
私が30歳代の頃に上司から言われたことがあります。
社員には3種類いる。
①言われたこともできない社員(人罪) ✕
②言われたことだけできる社員(人在) △
③言われなくてもできる社員(人財) ○
これからの時代は③にならなければ生き延びることができないです。
②はパートやアルバイトです。
私の職場の派遣は皆さん優秀です。
50歳くらいの家庭の主婦ですが、ご主人の扶養の範囲で働いています。
英検1級やTOEIC900以上はざらにいます。
海外からの電話応対も普通にできます。
聞いてみると、皆さん超一流企業で働いていたそうです。
はっきり言って、正社員よりも優秀です。
正社員でも②ならばまだマシです。
①の人もいます。
年齢が上がれば求められる仕事の質も上がります。
給料が上がるのですから当然のことです。
今の時代は、仕事をしない社員に仕事をさせると、「パワハラ」と訴えることが普通にあります。
私はオブザーバーの立場ですから蚊帳の外から見ていますが、現場の責任者もこれにはさじを投げています。
こんなぬるま湯にいたら社員が成長できないです。
社員が成長できないから①の社員が増えています。
社外の優秀な人と交流する機会があれば良いのですが、自宅と職場の往復の毎日です。
昭和や平成の時代を語ると老害と言われますが、「24時間働けますか?」と言わないまでも「8時間はしっかり働け!」と言いたいです。
ゆでガエルになってしまった20歳代と30歳代の社員は、未曾有の人口減少による日本市場の縮小により、経済的に厳しい人生を送ることになると思います。