12月26日が仕事納めでした。
12月27日は自宅の2階の大掃除をしました。
カーテンをすべて洗い、窓ガラスもきれいにしました。
本日12月28日は自宅の1階の大掃除をやるつもりでいましたが、
気力が湧きません。
布団の中から出られないのです。
仕事をしているときには、義務感があり、
どんなに疲れていても5時40分には起きて、熱いシャワーを浴びて、
身支度を整え、出社しました。
辛いこともルーティーンになれば、習慣化して行動できます。
しかし、冬休みに入り、気が抜けたら、行動できなくなりました。
体は心が動かしていることが分かります。
ふと、「自分が行動する原動力は何なのか?」と思います。
私は、今年の5月に61歳で転職して、オブザーバー的な仕事になり、直接現場に関わりません。
前職で現場の責任者だった頃は、お客様とも接し、お客様の喜ぶ顔を見たいという気持ちがありました。
現在の職場の社員は、熱い気持ちを持った人はいません。
淡々と仕事をこなして定時に帰るだけです。
これが現在の若者の象徴的な姿だと思います。
今日のニュースで、日本の国民一人あたりのGDPがイタリアに抜かれたとありました。
日本が凋落している原因が分かります。
私が20歳代、30歳代のときには、頑張れば頑張っただけ努力が報われる風潮がありました。
私は親から、浪人はさせない、国立大学に進学するならば金を出すと言われ、本当に苦労しました。
高校卒業と同時に家を出て、新聞奨学生で浪人をしました。
私のような田舎者は、40年くらい前は国立大学に行けばエリートになれると思っていました。
だから、自分の子ども2人を私立大学に行かせるために仕事を頑張りました。
上司も部下を育てるために、一緒に夜中まで仕事をしていた時期がありました。
22時頃まで仕事をして、それから飲みに行って、部下の英気を養うことは当たり前でした。
しかし、現在はそんなことをしたらパワハラです。
私のサラリーマン生活もあと4年です。
自分の知識やスキルを後進に伝授したいと思うのですが、後進に向上心がないのでそれもできません。
これも時代の風潮だと思います。
仕事一筋で生きてきた私にとって、残ったのは仕事だけです。
自分の生きてきた価値観が、仕事が忙しいのが善で、暇なのが悪であると思います。
遊びにもいろいろ手を出しましたが、熱中するような遊びがありませんでした。
定年退職したら、生きる気力まで失ってしまうような気がします。
このまま、布団の中でスマホをいじりながら1日過ごしてしまいそうです。