最終面接が3月24日(金)に決まった。
これで還暦の転職活動が終わる。
3月28日(火)には採用通知が送られてくるとのことであった。
結果はどうなるか分からない。
本来ならば区切りの良い3月末で退職をしたかったが、間に合わなかった。
内定をしていたら3月中には退職願を出して、4月末には退職しようと思う。
還暦で転職できるかどうかはとても不安であった。
今の会社は60歳で役職定年で、65歳まで正規雇用である。
私は3月末で60歳の役職定年を迎える。
それからは主幹という名前のヒラとなって働くことになる。
監査室という社長直轄の社員3名の窓際族の部署になる。
上司も部下もない。
役職定年でそのままの部署に残って、部下だった社員に使われるよりはずっとマシかもしれない。
ある意味、今までの功績から人事課が配慮したのかもしれない。
大台の年収は保証される。
しかし、自分の今までの人生を振り返って、サラリーマン人生の最後がこれで良いのかと思ったときに、転職を決意した。
故郷を遠く離れて、人生を切り開いてきた。
仕事に打ち込んで家族をないがしろにしたために、家族が離散してしまった。
これも私の不徳の致すところである。
だからこそ、サラリーマン人生の最後くらいは、仕事で締めくくろうと思った。
社外の知り合いにそのことを話したら、ヘッドハンティングされるようになった。
そのうちの1社に内定しそうである。
還暦を過ぎているので、今の会社でもらえる年収よりも50万円程度下がるが、許容範囲である。
私の仕事をする軸は、人の心を動かすことである。
広報の仕事ができるので、最後を締めくくる仕事としては納得がいく。
定年退職まであと5年間。
悔いの残らないサラリーマン人生で締めよう。