性格って一生変わらないものだと思っています。
大学を卒業して、親戚が経営する故郷の建設会社に勤めていた頃に、
中学の同級生が経営するバーに行きました。
35年も前の話です。
そこで同級生のマスターに言われたことを今でも思い出します。
「○○って、能力は高くないけれども、真面目だから何でも一生懸命やるよな。」
彼は水商売で多くの人を見てきて、人を見る目があったのだと思います。
彼の言葉は私のことを言い当てているのだと思います。
その同級生も30歳代で病気で亡くなったと聞きました。
性格は一生変わらない。しかし、人生の紆余曲折を経て、自分に起こることに対する考えかたは変わると思います。
還暦を迎えて、今までいろいろな辛い経験をして、若い頃と比べると考え方が変わったと思います。
故郷を出てから住む場所もいろいろ変わりました。
3回転職をして現在に至っています。
しかし、生きる軸として、「どんなことにも全力投球」することは変わっていません。
私は能力は高くないので、将来のことを見通せる力はありません。
人間関係を計算して立ち回ることは苦手です。
目の前のことに必死で当たる。
最近、役職定年を前にして、仕事への熱意が失われていました。
役職定年の後は、権限も無く、言われた仕事をこなすだけになります。
年金がもらえるまでのあと5年間をどう働くか?
生ける屍となって淡々と生きるか?
自分はそんなことはできないと思います。
もう少し自分の人生に挑戦したいと思いました。
私の不徳の致すところで、老後は夫婦で孫が来るのを楽しみにするなんてことはできなくなりました。
起業するか?転職するか?
最後の手段として、会社に残るとしても、自分しかできないことにチャレンジしたいと思います。
元気を出して生きたいと思います。