元気が無くなると、仕事をすることが億劫になる。
嫌なことがあると、そのことで頭がいっぱいで、仕事に集中できなくなる。
7年前に妻が突然、家を出ていったときには、
通勤途中の電車の中で、涙が止まらなくなった。
息子を2人抱えて、どうやって生きていこうかと悩んだ。
1ヶ月間くらいは仕事が手につかなくなっていた。
パソコンの画面を見つめているだけの毎日であった。
その2ヶ月後に、脳梗塞を発症した。
実家を家出同然で出て以来、40年間近く誰にも頼らずに生きてきた。
他人に頼れないので、誰にも相談することもない。
一人でストレスを抱え込んでしまう。
仕事では嫌なことが多い。
特に、人間関係であることが多い。
不条理なことがたくさんある。
しかし、給料は我慢料だと思って仕事を続けている。
仕事で納得できないことがあると元気が無くなる。
布団からも出たくなくなる。
だからこそ、こうやって文章が書けるだけの元気があるのは幸せなのだと思う。
住む家があって、毎日ご飯を食べることができて、仕事があるというのは幸せなのだと思う。
毎日1時間半かけて通勤できるだけの体力があるのも幸せなのだと思う。
そう考えると、幸せというのは自分の心の中にあるのだと思う。