本日、27歳の女性の部下から退職願を受け取りました。
1時間くらい彼女の話を聴きました。
彼女は上智大学の英文科を卒業しています。
熱心に仕事に取り組んでいます。
私が信頼している部下の1人です。
我社の人事異動は、本人のキャリアパスなど考えないです。
若者は3年経過したら無秩序に異動させます。
彼女は、明確にやりたいことが見つかりました。
しかし、彼女がその仕事をできる可能性はほとんどありません。
だから自分のキャリアを考えて転職したいとのことでした。
転職先も聞きました。
会社の格はステップアップです。
本当に良かったと思いました。
彼女は、私と違う部署にいるときから、資格取得のために私が面倒を見ていました。
帰宅後にZOOMで勉強を教えていました。
無理に引き止めることはしません。
女性の相談というのはすでに答を持っています。
私に背中を押してもらいたいのだと分かっています。
女性は30歳の壁を前に、結婚と転職で悩みます。
彼女は結婚も視野に入れての転職です。
彼女もやりたい仕事ができるのです。
だから「次も頑張って」と最後に言いました。
昭和の時代は、就職した会社に定年まで勤めることを求められました。
それは、会社が社員の人生どころか家族の人生も保証してくれた時代です。
しかし、令和の時代は、会社が人生を保証しません。
若手にはしっかりキャリアを積み重ねて、ステップアップしてもらいたいと思います。
自分の人生は自分が保証するしかないのだから。