生きるための原動力はなんだろう。
若いうちは、優越感に浸りたかった。
人より学歴が高い。
人より出世する。
人より金持ち。
今から考えると、それは自分に自信がなかったことの裏返しだと思う。
若いうちは、ブランドにこだわった。
自分に自信がないことを隠すためにブランド品を身に着けた。
今でも劣等感がないと言えば嘘になる。
しかし、人生の終盤戦にきて、優越感など意味がないことを悟った。
いくら学歴が高くても、人より出世しても、サラリーマとして組織にいたら、
定年したらタダの人。
金持ちになっても墓にお金は持っていけない。
59歳になって悟ったのだが、生きるための原動力は、
「あなたがいて良かった」と思われること。
利己から利他の精神になること。
死ぬときには、「あなたがいて良かった」と思われたい。