中学1年の13歳から19歳までひきこもりだった次男が、妻の別居をきっかけにいろいろな社会復帰の施設に通うようになった。
現在は、電車で一駅離れた施設に1年半ほど毎日通っている。
皆勤賞である。
電卓やMOSや簿記3級の資格を取得し、現在は、帰宅しても毎日4~5時間は簿記2級の資格取得の勉強をしている。
本日、台風のために大雨なので、次男を心療内科に車で送迎した。
私も仕事で帰宅するのが21時を過ぎるので、2人で会話をする数少ない時間である。
彼の悩みは人間関係である。
彼の通う施設は、いろいろな問題を抱えた人がいる。
彼はチームで実施する作業のリーダーを任されたらしい。
チームのメンバーは年上の方々ばかり。
指示をしてもやってくれない。
それを悩んでいる。
彼は、中学1年以降は、1人で時間を過ごしてきたのだから、人間関係の構築が苦手なのは仕方がない。
しかし、それを今、習得するチャンスである。
今、習得できなければ社会で働くことができないであろう。
私は57年間生きてきて、痛感しているのは、幸せの度合いは、周りの人との人間関係で決まるということ。
学歴、職歴、収入、地位なども生きていくために必要である。
しかし、それらが幸せになるための必要十分条件ではない。
周りの人と笑顔で暮らせるかが、幸せになるための必定十分条件なのではないかと思う。
私はいろいろな失敗をして、人生の後半戦に悟った答である。