年賀状を整理していて思いました。
同級生が定年退職を迎えて、再雇用になったことが書いてあります。
私が出した年賀状の還暦の挨拶を読んで、会えるうちに会いたいと返事が書いてあるものがありました。
還暦って年寄扱いされるのですね。
自分ではまだまだ若いと思っていたのに、周りがそういう扱いをします。
還暦を過ぎると、映画館の料金がシルバー料金になります。
携帯電話の料金も安くなる場合もあります。
自分が年寄だと思うと暗い気持ちになります。
年末年始は2週間近く休みが取れました。
仕事を忘れるために、仕事のメールもグループウエアも開かずにいました。
家の掃除以外は何もすることがありません。
自分がいかに仕事中心で生きてきたことを実感しました。
仕事を辞めたらボケてしまうのではないかと思います。
無理やり趣味に走っても、長続きしないと思います。
ひょっとすると自分は仕事に傾倒することで、人生の嫌なことから逃げていたのかもしれません。
今日は成人式です。
40年前の自分の成人式の日を思い出しました。
故郷を遠く離れた横浜で新聞奨学生をしながら浪人していました。
横浜国大で共通一次試験を受験しました。
同級生が晴れ着を着て成人式の会場に向かうのとは反対に試験会場に歩いていました。
自分の人生は人とは違うことを実感しました。
あのときは人生のどん底だったと思います。
どん底から這い上がるためにもがいていました。
どうしても国立大学に合格したかった。
生活は苦しかった。
しかし、目標はあった。
心は燃えていたのは確かです。
このまま人生をフェードアウトするよりも、
心が燃える生き方が自分には合っているのではないかと思います。
何もない平坦な人生よりも、紆余曲折あっても最後に幸せを感じる人生で終わりたいです。