糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

生きていくヒントになれば②

前職の後輩で、50歳を過ぎても管理職になれない男がいます。
イケメンで優しいのですが独身です。
飲みに行くことが好きなので友人は大勢います。
金払いも良いので後輩からも好かれています。
仕事は普通にできます。
なぜ出世できないのでしょうか?
彼は自己評価は高い。
仕事はできると思っている。
器用でいろいろな業務ができる。
しかし、上司の評価が低い。
上司が求める成果を出せないのです。
会社全体の成果を出すために、各部署に求められる成果があります。
その成果を出すために、管理職は部下を使います。
いくら仕事ができても、上司が求める成果を出さねば、上司の評価は上がりません。
出世するためには、上司の評価が必要不可欠なのです。
部下や後輩に好かれても、上司に好かれないと出世は絶対にできません。
自己評価が高くて、他者評価が低い場合には、そのギャップで本人がストレスを抱えることになります。
理想と現実のギャップが悩みなのです。
それが長く続いたのか、彼は消化器系の病気になって入院をしました。
最近聞いたら心療内科にも通っているらしいです。
組織の中で出世をしたければ、上司の評価がすべてです。
飲食店で、店主が自己満足の美味しい料理を出しても、お客さんが不味いと言ったら客は逃げていきます。
上司や会社のやり方が嫌ならば転職すべきです。
その組織で実力が認められなくても、他の組織でも実力が評価される場合があります。

大きなストレスを抱えて1つの組織にしがみつくことは、現代社会ではリスクでしかありません。