退職まであと1週間になりました。
有給休暇を消化せずに毎日出勤しています。
送別会が毎晩あるからです。
仕事はありません。
だからこれまで作成した資料で使えるものを選別しています。
会社ではペーパーレスになっていますので、紙の資料はほとんどありません。
今後使えそうな資料は、自分専用のGoogleドライブに入れて保存しています。
共有フォルダの中の資料を読み返すと、自分のこの会社での15年間が蘇ってきます。
本当に紆余曲折ありました。
予想もしない人事異動(恐らく左遷)を言い渡されたときには泣きました。
そこから2年で復活しました。
納期が間に合わずに徹夜をしたこともありました。
仕事で成果を出して、飛び上がるほど嬉しいこともありました。
いろいろ成長させていただきました。
会社には感謝です。
毎晩送別会があります。
自分と関わった人だけ送別会を開いてもらっています。
一人ひとりの顔を思い出しながら送別会の返礼品を選んでいます。
私の退職を急に知らされて驚く人がほとんどです。
還暦を過ぎての転職だと言うと、羨ましがられることが多いです。
「○○さん(私の名前)は何でもできるから、どんな仕事でもやっていけるよね」
と言われることも多いです。
「私は、一生懸命やるしか能がない男だから」
と返します。
本当に私は要領が悪いです。
上司にゴマも擦れません。
小学生のときにオリンピック選手から言われた「人より汗かく」という言葉を信じて生きています。
もうちょっと人間関係を計算して、悪いことができたら、もうちょっと出世したかもしれません。
それはできませんでした。
私の第二の人生は、故郷の静岡を飛び出して、新聞奨学生から始まりました。
どん底からのスタートでした。
生きるためには、本当に一生懸命やるしかなかったのです。
だから不器用でも一生懸命生きている人間が好きです。
応援したくなります。
来週から新しい会社で働きます。
次の会社でも一生懸命やるだけです。
【周りの人に感謝をして一生懸命働けば人生が開ける】
これが私の人生哲学になりました。