61歳で新しい職場で仕事をしています。新しい職場で4週間が経過しました。サラリーマンとして35年間以上過ごしていると、組織で働く極意が理解できます。私は4回転職して、５つめの職場で働いています。５つの職場を経験していることになります。
組織で出世をする人の共通点が理解できました。それは、敵を作らないことです。仕事ができる・できないよりも｢良い人｣の評価があるか・ないかのほうが大切です。良い人は感情的にならない人です。
私は仕事の成果を出すことばかりを考えていました。会社とは儲けるためにあるからです。会社で外部講師の研修を受講すると、私の適性は｢外資のマネージャータイプ｣と言われていました。私が役員になれなかった理由が今となったら理解できます。
定年退職を過ぎて転職をしたので、今は出世をすることはありません。肩の力を抜いて仕事ができます。成果を出すために全力投球することは止めました。そうすると楽に仕事ができます。若い頃よりもむしろ仕事の成果を出せるようになりました。
仕事の壁が立ち塞がると、なぜか助けてくれる人が出てきます。若い頃は自分一人で壁に立ち向かっていたのですが、今やその壁を乗り越える手助けをしてくれる人が現れます。本当にありがたいことです。
周りに感謝の気持ちを持って、一生懸命働いていれば、必ず道は開けます。若い頃の私には、感謝の気持ちがなかったと反省しています。いまさら反省してもどうにもならないですが(笑)。若い頃にいろいろ気づいていれば人生は変わったと思います。最近は、利己よりも利他の精神で生きています。他の人のためになるようなことを実行しています。そのほうが幸せになれます。
