糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

心のしなやかさ

ある高校から依頼をされて、進路が決まっている高校3年生約100人に100分間の授業をやりました。

有意義な学生生活と有意義な人生についてです。

高校生に分かりやすく資料を作りました。

先生方に聞くと、この学年は入学したときからコロナで、授業はほとんどオンラインでした。

学校行事も部活もできない。

修学旅行すら行っていない学年だそうです。

少子化によって私立大学は入りやすくなっています。

だから勉強をあまりしなくても大学には入学できます。

生徒たちを見ていると、非常に真面目なのです。

真面目なのだけれども目の輝きがない。

とても不安になりました。

これから大学でいろいろなことを経験します。

楽しい経験もありますが、嫌な経験もあります。

そんなときに真面目だけでは心が折れてしまうのではないかと思いました。

高校生活はいろいろなことがあります。

クラスメイトと喧嘩をしたり、部活の先輩からしごかれたり、好きな人にドキドキしたり。

対面だからこそいろいろな経験ができます。

良い経験もあります。悪い経験もあります。

人生もそれと同じです。

レジリエンス(心のしなやかさ)は、学校行事によって培われるのだと思います。

人間が成長するにはいろいろなことに挑戦することが必要です。

挑戦して、失敗しても、素直に反省して、問題点を見つけ、改善活動を続ければ成長できます。

高校3年生に話しながら、自分も挑戦していないことを反省しました。

私は還暦です。

男性の平均寿命まであと25年はあります。

これからの人生を消化試合と思いたくないです。

まだまだ挑戦できると自分に言い聞かせています。

そう奮い立たせないと生きる気力が湧いて来ないからです。