高校の2つ下の57歳の後輩から連絡が来た。
会社の早期退職に応募して、会社を辞めて故郷に帰るとのことである。
無職になるとのことであった。
彼も故郷の静岡を遠く離れて人生を過ごしている。
5年前にふとしたことでSNSで繫がって、1年に1度程度会っている。
彼とは38年前に出逢った。
それから33年間はまったく音信不通であった。
私が横浜で新聞奨学生をしながら浪人して、大学に合格できなかった後、
実家がある静岡に帰り、塾の講師をしていたときに、その塾で出逢った。
私は中学生を教える塾の講師をしながら、大学受験の勉強をしていた。
彼も、そのときに静岡の予備校に通いながら浪人をしていた。
大学を目指していたので一緒に勉強をしていた。
たまたま同じ高校を卒業していたので、彼は私を先輩と呼ぶ。
2人とも大学に合格して故郷を離れた。
彼は、理系の大学を卒業後に、三洋電機に技術者として就職した。
技術者として働きながら、国立大学の大学院にも通った。
Panasonicでも技術者として働いて、今は管理職として活躍している。
工場に技術者として勤務している。
奥さんも故郷の静岡出身だそうだ。
息子さんが1人いる。
私立大学の医学部に通っている。
このたび、Panasonicは早期退職を募っている。
退職金の割増も大きい。
彼は、それに応募したそうだ。
LINEでそれを聞いてみると、直感で人生の転機だと感じたそうだ。
直感で、人生の大きな決断をする。
彼は、技術者としてのスキルもあるので、再就職できる自信があるのかもしれない。
そんな人生の進路の選択もあるのだろう。
コロナの影響で、有名企業の多くが早期退職を募っている。
これからの時代は、何があるか分からない。
だからこそ、経済的に自立できる力は、身につけておく必要がある。