いつの間にか時間に流されて生きている。
それが悪い生き方ではない。
自分の小学校の卒業アルバムの一言に、
「目標を持って生きていこう!」
と書いてあるのを思い出した。
47年前の卒業アルバム。
その頃はエアラインのパイロットになりたかった。
静岡の片田舎では、飛行機は憧れであった。
それなりに努力はしていたが、結局なれなかった。
その都度で、目標を持って生きてきたことは確かである。
目標を持って、その目標に向かって努力を続けていることが幸せなのだと思う。
人生の後半戦でそれを悟った。
現在は、自分の生きる目標を見失っている。
次男が自立することが目標だと思っていたが、自分自身がどう生きるかの目標がない。
糸が切れた凧のように生きている。
故郷を離れて、点々と生きてきた。
思えば遠くに来たものである。
59歳。
そろそろ人生の着地点を見つけて、努力をする時期なのではないかと思う。
自分の才能はたかが知れている。
努力することが自分の生きる軸だったのかもしれない。
となると、もう一踏ん張りしようと思う。