私は57歳。
職位定年まであと3年間。
定年まで8年間。
幸いにも、現在の就業規程では、定年までは正社員の身分は保証される。
しかし、職位定年後や定年後の生活を考えなければならない年齢になった。
ありがたいことに現在は部長職を仰せつかっている。
部長になりたいがために家族を犠牲にしたと反省している。
現在は、妻は別居し、長男は独立し、音信不通状態である。
私自身も実家とは音信不通状態である。
同居している次男だけが家族と言えるであろう。
「自分の仕事人生は何だったのだろう」と考えるようになった。
仕事人生を締めくくるにあたり、意味付けをする必要があるのではないか?
若い頃は、出世をして、権限を持ち、金を稼ぐことが目標であった。
3浪して大学に入り、劣等感の塊だった。
それを跳ね返す目的で、就職してからは他人より努力をした。
もともと真面目な性格だったのかもしれない。
3回転職をして現在に至っている。
他人よりも能力が高いわけではないので、他人よりも努力が必要なことは理解している。
現在は、次男を自活させることが目標である。
その後は、自分の終活となる。
金は、自分が死ぬまで生活できる分だけあれば良い。
退職後に贅沢をしたいなどとは思わない。
家族が離散している状態では、孫が遊びに来るということはないであろう。
平均寿命は延びているが、男性の平均健康寿命は75歳くらいである。
身体が動くうちは、社会貢献をしたい。
死ぬときには、せめて誰かのためになったと思って死にたい。
そろそろ今までの人生を統合して、これからの生きる目的をはっきりさせたい。