本日のランチは、他の企業の役員と一緒でした。
私と同じ感覚を持っていました。
社会の変化に合わせて、組織が変わることができない。
組織には慣性の法則があります。
生え抜きの社員が変わろうとしない。
それは、目に見えない価値観があることを痛感しています。
何もしなくても成長できた時代の価値観は、波風立てずに言われたことだけをやっていれば良かった。
大人しく上司の言うことを聞く人が出世をした。
そのために現在の管理職になっている人は、自分から変化をしない人がほとんどです。
人は変わることができない。
だから社外から違う価値観の人を取り込むしかない。
中途採用の人を管理職にしても、生え抜きの人を使うことができない。
使うことができないだけではなく、中途採用の人を排除しようとする。
定年退職まで数年の人は、今までのやり方で終わりたい。
だから絶対に仕事のやり方を変えない。
しかし、仕事のやり方を変えなければ仕事の成果を出せない。
若者はそれを理解し変えようとしているが、上司や先輩が変えないので、嫌気が指してしまう。
そして、優秀な社員から将来を悲観して転職をする。
残った社員は、優秀ではない社員で、組織は衰退するばかりである。
組織を変えるには、システムを変えるか、人を変えるかしかないと思います。
しかし、既存の社員では、新しいシステムを作ることができない。
となると、人を変えるしかない。
組織は、2:6:2で成り立ちます。
2割のリーダー(人財)、6割のフォローワー(人在)、2割のルーザー(人罪)で成り立つと言われています。
2割のルーザー(人罪)を切り捨てなければ、組織の新陳代謝が進みません。
既存の社員は、しがらみがあるから、仲間を切ることができません。
その2割のルーザー(人罪)の主張が強くなると、6割のフォローワー(人在)がそれに巻き込まれてルーザー(人罪)になってしまいます。
そして組織が腐っていきます。
組織が成長するには、社員が成長するしかない。
社員が成長するには、自分がコンフォート・ゾーンからストレッチ・ゾーンに出なければならない。厳しい環境に身を置くことは辛いことです。
人が変われないのはそのためです。
社会が変化しています。人口減少で日本のマーケットが縮小しています。
社会の変化が合わせて、組織を変える必要があります。
組織は人で成り立ちます。
だから社員一人ひとりが変わる必要があります。
しかし、人は変われない。
組織が衰退するのを止められないのは仕方がないことなのでしょうか?