22歳の次男が。現在通所している施設のグループ会社に就職できることが決まりました。
その施設は次男が自分で見つけて通い始めました。
彼は約1年間半、休まず通いました。
現在は、今月の日商簿記2級の試験を目指して勉強しています。
次男は、13歳の中1の夏休み明けから登校拒否になり、部屋に引きこもっていました。
後から判明したのですが、クラスでいじめを受けていたようです。
子育ては女房に任せきりでした。
その女房が4年前に家を出て行き、その3カ月後に私が脳梗塞で入院をしました。
大学を卒業した長男も次の年に家を出て行きました。
脳梗塞は12日間の入院で済みましたが、残された私と次男で途方にくれました。
19歳になった引きこもりの次男が切実な悩みでした。
仕事の合間に、次男をいろいろな施設に連れていきました。
地元の保健所から始まり、県のいろいろな施設で相談をしました。
高校だけは卒業して欲しいと思い、地元の定時制高校への進学を勧めましたが、結局受験しませんでした。
ある施設で勧められて、障害者手帳を取ることにしました。
心療内科に行き、うつと診断を受け、障害者手帳を取得しました。
それをきっかけに、次男は現在の施設に通所し始めました。
2人で家事の分担をしました。
夕食は次男が作り、それ以外の家事は私が担当しました。
今まで家事はすべて女房に任せていたので戸惑いました。
洗濯はそれぞれが洗濯機で済ませます。
その以外の家事は、平日にできないので休日にまとめてやります。
休みの日は、徹底的に掃除をします。
布団干しから大きな洗濯物、家の隅から隅まで大掃除をします。
掃除をすると気分が良くなります。
特に2つあるトイレ掃除は徹底的にやります。
次男は3月から正社員として働くので、2月から研修期間に入りました。
8時~17時で働くそうです。
経理の仕事をするそうです。
グループ会社の経理を担当する会社を立ち上げて、そこの社員となるそうです。
これまで施設に真面目に通所していたことが評価されたそうです。
電車で1駅離れた場所なのですが、朝7時前には自宅を出ています。
次男の性格も心なしか明るくなっている気がします。
私が脳梗塞から退院後、2カ月に1度の定期検診を受けています。
次男も同時に定期検診を受けています。
次男が4年前に引きこもりから抜け出した頃、健康診断を受けた結果、診断書の数値が真っ赤になるくらい悪いところだらけでした。
引きこもっていたからまったく運動をしていないので当然です。
それがこの4年間で、悪い数値が1つだけになりました。
あとは、障害者手帳のお世話にならないで、仕事ができるようになってもらいたいです。
そして、私から離れて自活できるようになってもらいたいです。
私としては寂しい気がしますが、それが最後の親の役目だと思っています。