糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

一生懸命行動している若者を応援したい

61歳まで生きてきて、これだけは真実だとおもうことがいくつかある。

「行動してから考えろ。行動はすべての原点であることを忘れるな。」

これは私が新卒で入社した会社の営業十訓の1つである。

大学を卒業して、親戚が経営する建設会社に就職した。

社長が親戚であった。

その社長は、満州から命からがら母親と2人で日本に引き揚げてきて、苦労して大学を卒業した。

最愛の母親が飛行機事故で亡くなり、その賠償金で建設会社を立ち上げた。

裸一貫で会社を立ち上げ、大きくしたのだから苦労の連続であったと思う。

社長が作った営業十訓は、彼の実践から得た教訓である。

今から思えば、どれもが心に響く重い言葉である。

私の紆余曲折の人生は、行動した結果だと思う。

転職は4回した。

住む所も何度か変えた。

60歳で転職をして61歳で5つ目の会社にいる。

若者を指導する立場にいる。

会社は結果だけを評価しがちであるが、私はそのプロセスも大事にしたい。

行動して、失敗しても、真摯に反省して、問題点を発見し、改善活動を続ければ、成長できる。

そのPDCAサイクルを身に付ければ、成長や将来の成功が約束される。

私も失敗の連続であった。

私は能力は高くない。

人より汗をかかないと成果は出ない。

人間関係も計算できない。

要領が悪い。

目の前の現実に絶望して、体調を崩し、脳梗塞になったこともある。

脳梗塞で入院したときも、心を奮い立たせてリハビリに励んだ。

一歩だけ、いや半歩だけ、前に進むことを続けた。

だから、一生懸命行動している若者を応援したくなる。

行動し続ければ、絶対に成長できるから。

それを若者に伝え続けていると同時に自分も実践している。

汗をかいている自分の姿を若者に見せることが一番の指導だと思う。