糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

夢を諦めない

久しぶりに元部下の女性から連絡がありました。

6年前に退職した30歳の女性です。

会いたいという連絡があり、ランチを一緒にしました。

 

彼女は、新卒で入社して、2年間だけ一緒に働きました。

入社時から彼女には夢がありました。

特別支援学校の教員になりたい夢です。

彼女が卒業した大学では普通の学校の教員免許しか取れませんでした。

そこで、働きながら、通信教育で特別支援学校の教員免許を取得しました。

東京都の教員採用試験の勉強をして、受験をして一発で合格したのでした。

彼女は仕事でも手を抜くことはありませんでした。

仕事が終わった後で、疲れた体に鞭打って勉強を続けていたのでした。

通信教育はレポートも対面の研修もあります。

免許取得後は、東京都の教員採用試験の受験勉強もあります。

休みの日も勉強を続けていたのでした。

当初は、僻地にある特別支援学校に配属されたのですが、

やっと都内の中心部の学校に転勤になって、私のことを思い出したとのことでした。

 

人生って一直線で行けるわけではありません。

彼女のように迂回をしてから目標に向かう人もいます。

仕事をしながら勉強を続けるというのは本当に大変なことです。

自分を律して努力を続けることは並大抵のことではありません。

実は彼女が教員採用試験を受けるときに転職相談を受けて、彼女の背中を押したのでした。

採用試験の面接練習もしました。

 

彼女も結婚して旦那さんと都内に住んでいます。

「あのときに背中を押していただいて、支援をしていただいたので現在の私があります」

と言われました。

私は恥ずかしくなりました。

夢もなく惰性で生きている自分があるからです。

還暦を過ぎて、役職定年や定年退職をただ待つ自分が恥ずかしくなりました。

目標に向かって努力を続けることが幸せだと思い出しました。

もう一度目標に向かって頑張ろうと元気をもらえました。