糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

ピンピンコロリ」は理想だけれど

「ピンピンコロリ」。
元気に生きて、最期はあっさりと。そんな人生を望んでいます。

ですが現実は、なかなかそう上手くはいきません。

職場の健康診断で、便潜血反応が陽性となり「要精密検査」となりました。
近所の胃腸科で大腸カメラを受けたところ、なんとポリープが2つ発見。
大きいものは1.5cmほどあるとのこと。

糖尿病の治療で血液をサラサラにする薬を飲んでいるため、その場での切除はできず、内視鏡によるポリープ切除には1泊入院が必要との説明を受けました。
紹介状を書いてもらい、これから大病院の消化器内科で手術を受ける予定です。

思えば昨年の健康診断でも、2つの「要治療」が出ました。
血液検査で胃がんリスク大 → 胃カメラ検査を受け、ピロリ菌を除去
眼底検査で視神経乳頭陥凹 → 目薬と内服薬で治療継続中
健康診断を受けるたびに、悪いところが見つかる。
「もうこれ以上は…」と思いつつも、異常が分かること自体は決して悪いことではないと、今は思っています。

昨年は胃カメラでつらい思いをし、今年は人生初の大腸カメラ。
前日の下剤、当日の浣腸、そして何度も駆け込むトイレ…。
さらに、カメラが身体の中を進んでいくあの独特の感覚は、正直二度と味わいたくないものでした。
それなのに今度は内視鏡でポリープを切除。

63年も生きていれば、身体のどこかにガタが出るのは仕方ない。
わかってはいても、「こんなにも健康のありがたみを噛みしめる日が来るとは」と驚いています。


だから今、強く思います。

「身体が動くうちに、やりたいことをやろう」

病気が見つかることは不幸ではなく、人生を見直すチャンスでもあります。
いつか迎える最期には、やっぱり「ピンピンコロリ」が理想。

そのためにも、今日できることを大切にしていきたいと思います。