人間だらだらと過ごしていると、あっという間に年月が過ぎています。
気が付いたら30歳。気が付いたら40歳。気が付いたら50歳・・・。
20歳の頃は、「30歳って大人なんだろうな」って思ったけれども、実際に30歳になってみると、20歳の頃と差ほど変わっていません。
これは40歳になっても、50歳になっても同じです。
人間の性格は一生変わらないのだと思います。
中学校の同窓会に出て35年ぶりくらいに会った同級生も、性格はほとんど変わっていませんでした。
中学時代から騒がしい人は、そのまま騒がしい人。
おとなしい人は、そのままおとなしい人でした。
では、何が変わったかと言うと、ものごとの捉え方や考え方が変わっていました。
同級生の訃報を聞いたとき、ご家族の気持ちを察することができる。
人生でいろいろな試練を乗り越えた人ほど、誰よりも辛い思いをしています。
その分、他人の痛みを理解できるのでしょう。
知識や経験があれば、ものごとを深く考えることができます。
表面上ではなく、核心を突いた部分まで察することができます。
人間的な深みを感じました。
誕生日というのは、誕生を祝う日ではあります。
しかし、人生の節目でもあります。
成長するにはPDCAサイクルを回すことは常識ではあります。
誕生日は、この1年の人生の振り返りをし、次の1年に向けての抱負を立てる日なのではないでしょうか。
そんな繰り返しをすれば、人間が成長し、深みのある人間になれるのです。
だからこそ、「誕生日おめでとう!」と言えるのだと思います。