ときどき思うことがあります。
自分の寿命が分かれば良いのに。
寿命が分かれば逆算して行動計画が立てられます。
経済的な計画も立てられます。
無駄の無い時間の使い方ができるのではないか。
還暦を迎えて、ますますそう思うことが増えました。
男性の健康寿命は72歳くらいだと言われています。
体が不自由なく動くのはそのくらいいの年齢までだと推測されます。
しかし、その保証はありません。
ひょっとすると数日後には病気で倒れるかもしれません。
逆にもっともっと長く体が動いて生活できるのかもしれません。
私の親父は70歳のときに心筋梗塞で突然死しました。
背中が痛いと言って、近所の病院に一人で行き、そのまま帰らぬ人となりました。
12月29日でしたから葬儀が大晦日になり大変でした。
しかし、病気で長患いをするのでもなく、誰にも迷惑をかけずに死にました。
ある意味、私にとって理想的な死に方です。
親父は60歳で定年退職をして、それから死ぬまでの10年間は好きなように生きたようです。
同居をしていないので真偽の程は分からないです。
親父の妹の叔母から聞きました。
さて、私の残りの人生はどうなるのでしょうか。
私は仕事一筋で生きてきました。
今まで息抜きの趣味を作るために、いろいろなことに手を出しました。
どれもかじった程度で趣味にはなりませんでした。
私にとって仕事しかないのです。
寂しい人生だと思うかもしれませんが、それが事実なのだから受け入れるしかないです。
定年退職まであと5年間あります。
この5年間をどう過ごすか。
自分が今まで培ってきた力を発揮できる仕事をするしかないです。
サラリーマン人生のラストスパートは仕事に賭けようと思っています。
3月末で役職定年を迎えて、楽な部署に異動が決まっています。
年収も驚くほど下がるわけではないです。
大台の年収は確保できます。
しかし、心のどこかで、「お前の人生はそれで良いのか」と問う自分がいます。
故郷を遠く離れて、自分の人生を切り開いてきました。
ここで妥協をして、楽な仕事をすることは、挑戦を続けてきた自分の生きる軸に反するような気がします。
だから、これからの人生も挑戦を続けるしかないと思います。
少なくとも65歳までのあと5年間は、サラリーマン人生のラストスパートになります。