年に1度、高校の同窓会誌が送られてきます。
30ページくらいの薄い冊子です。
寄付のお願いも入っています。
いつもはパラパラっとめくって、ゴミ箱に捨てるのですが、
今回は、パラパラっとめくって、懐かしい名前が目につきました。
高校の同級生の寄稿文でした。
高校1年生のときの思い出が書いてありました。
校内スポーツ大会の練習の様子です。
練習のコートを取るために、夜中に学校に忍び込んだ話でした。
43年も前の話ですが、昨日のことのように思い出しました。
校内スポーツ大会で優勝するために、練習用のコートを確保するのに必死でした。
なぜそんな盛り上がったのかは今でも不思議です。
何かに夢中になっていたのは確かです。
彼は故郷で、市議会議員をやっています。
昔から破天荒な行動をしていました。
学生運動をして停学になったこともあります。
そんな彼が今では故郷の同級生のまとめ役をやっているようです。
高校時代は、無駄なことをいっぱいやっていました。
エネルギーが有り余っていました。
しかし、今から考えると、そんな無駄な経験が後世で活きているような気がします。
たまに高校時代の同級生に会うと、そんな無駄な経験ばかりで盛り上がります。
自分も還暦を迎えて、過去のことを振り返ると、無駄な経験ばかりが頭に浮かびます。
一直線の人生なんてつまらないものだと思います。
自分が死ぬときには、紆余曲折あったから楽しいと思えるのかもしれないと考えています。
無駄なことって、後から考えると楽しいことなのかもしれません。