糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

結婚に焦る女性

仕事以外の相談を受けることがあります。

10年前に短大生の就活を支援しました。

めでたく誰もが知る重工業の会社の一般職として入社しました。

その会社は、一般職は顔採用と噂されている会社です。

彼女は、美人でスタイルも良いので、内定したのかもしれません。

その彼女から10年ぶりに連絡がきました。

彼女もすでに29歳で、あと2ヶ月で30歳になってしまうとのことでした。

東京で一人暮らしをしていたのですが、テレワークとなり茨城の実家に戻りました。

出社はこれからも1週間に1日だそうです。

彼女の実家が私の自宅から近いので会うことにしました。

ちょっと小洒落たレストランで会いました。

食事をしながら話を聞きました。

就活は成功したのですが、婚活がなかなかうまくいかないとのことです。

そこで私のことが頭に浮かんで連絡したとのことでした。

社会人になってから、街コンや相席居酒屋やアプリなどありとあらゆる手段を駆使して婚活をしたそうです。

社内でも2人の男性に声をかけてもらったそうです。

しかし、結婚したいという男性には巡り合わなかったそうです。

私は、結婚は義務ではないので、一生独身でも良いのでは?と聞きました。

この先、1人では生活できないので結婚したいとのことでした。

彼女の実家には2つ下の独身の妹がいて、実家に戻って、妹と楽しい日々を送っていたそうです。

老後は2人で暮らそうと約束をしていたそうです。

それが、妹に彼氏ができて家を出ていってしまいました。

1人残された姉が不安になって婚活を始めたそうです。

女性には30歳の壁があります。

彼女の気持ちを深堀りすると、まったく結婚生活には夢を持っていません。

彼女は有名企業に勤務していても、一般職ですから薄給です。

相手に求めるものは、しっかり働いて家にお金を入れてくれるのならば誰でも良いとのことでした。

実家の両親も冷めきっていて夫婦の会話がまったくないそうです。

地元の自治体がやっている結婚紹介制度に登録をして、何人かの男性を紹介してもらったそうです。

紹介してもらう男性は、有名大学の大学院卒の有名企業の研究者ばかりで、誰もが30歳代後半だそうです。

研究一筋で女性と話ができない人ばかりだそうです。

「そんな男性と話をするにはどうしたら良いですか?」

というのが彼女が私に連絡してきた主訴でした。

いろいろとアドバイスしました。

私が一番言いたかったのは、自分の条件ばかりを相手に押し付けるのではなく、自分が相手に何ができるかを考えること。

イカー(利己)ではなくギバー(利他)になること。

相手にとって自分と結婚する利点がなければ結婚できないから、今からでも遅くはないから利点を作ること。

外見は良いのだから内面を磨けば絶対に結婚できるとアドバイスしました。

定期的に戦況を連絡するそうです。

昨今は、男性が草食化したと言われますが、婚活においては女性も草食化しているのを実感します。