糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

残りの人生はやりたいことをやる

昨年65歳で退職した私の6つ上の先輩がいます。

退職間際で、咳が止まらなくなり、1ヶ月早く退職して入院しました。

新型コロナウイルス禍で見舞いにも行けず、メールのやり取りをしていました。

半年も経過するとメールも来なくなりました。

気胸で亡くなったとの連絡がありました。

一時期仕事の引き継ぎで、毎日一緒に昼食を取っていました。

毎日1時間ほど会話をしながら食事をしていました。

彼は独身。

一度も結婚したことがありませんでした。

少し変わった人でした。

こだわりの強い人で、他の人とは物事の捉え方が違っていました。

長野県出身だから「理屈っぽい」と自分で話していました。

食事をしながら彼のウンチクを聞いていました。

彼が結婚しなかった理由が何となく分かりました。

客観的に考えると、彼の人生は何だったのだろうと思います。

退職と同時に入院し、半年後には亡くなってしまいました。

退職金も使わず、年金ももらわず、セカンドライフを楽しむこともできなかったわけです。

仕事だけの人生で終わってしまったのです。

彼の退職の半年前に母親が亡くなっていました。

父親はもっと前に亡くなっていました。

結婚したことがないから家族もいません。

広いマンションもあると話していました。

彼は死ぬときどんな思いだったのだろうと考えてしまいます。

もっとやりたいことをやっておけば良かったと思ったかもしれません。

最近、身近な人で、突然亡くなる人も出てきました。

そう考えると、やりたいことは、やりたいときにやるべきだと思います。

当然、貯金額との相談ですが、老後の生活を脅かすことがない程度に、お金も使うべきだと思います。

お金は墓場に持っていけないですから。

最近、終活に興味があります。

オンラインで講座が開催されています。

終活って死ぬことばかり考えるわけではないです。

死を意識して、残りの人生をどう有意義に過ごすかを学ぶことです。

来週開催される終活のオンライン講座に申し込みをしてみました。