私は送別会には絶対に出るようにしています。
私の信条です。
どんな人にも最後があります。
その最後に敬意を表したいからです。
過去には、二度と顔を見たくないほど嫌いな上司の送別会にも参加しました。
人ではなく、その人の最後には敬意を表したかったからです。
昨日は、勤続41年の女性の送別会を開きました。
まん延防止が出ている中、盛大には送別会を開けません。
そこで、ランチに誘いました。
職場の近所の高級寿司店に行きました。
その方は、盛岡出身の方です。
短大進学のために上京して就職し、1つの会社に41年間勤務しました。
定年退職まで4年間残して早期退職をします。
家庭を持たずに、仕事一筋でした。
41年間の想いを聞いてみました。
家族もなく1人暮らしだから、寝ても覚めても、仕事のことが頭から離れなかったそうです。
旅行に行っても、頭の中には仕事があったそうです。
60歳の役職定年で、緊張の糸が切れたのでしょう。
仕事のことを頭から離したいと言っていました。
あとは、兄弟に迷惑をかけずに死にたいとも話していました。
話を聞いているうちに、他人事ではないと思いました。
私にも最後のときが来る。
そのときに自分はどう思うだろうか?
明日も送別会があります。