糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

傾聴することでその人の本質を引き出す

昨日は、午前中にある職種の方々の採用面接がありました。

書類選考者は女性2人でした。

面接官は4人でした。

私は面接官の1人でした。

応募者も面接官もお互いにマスクをしていますので、表情を読み取ることができません。

そこで、話をじっくり聴くことにしました。

応募者が話しやすい質問を投げかける。

そして、応募者が答えた部分で、感情が出た部分を特に掘り下げる。

面接は嘘はいくらでもつけます。

しかし、感情の部分はなかなかごまかすことはできません。

正直言って、40歳以上の中途採用の面接では、言っている内容はそれほど差がありません。

むしろ、話し方にその方の本質が出てきます。

普段から、周りの人の言動を観察していると、その人の本性が見えてきます。

私は、愚痴や陰口を言っている人からは離れるようにしています。

その場の雰囲気が悪くなるからです。

陰口を言う人は、私がいないところでは、私の悪口を言っています。

怒鳴り散らしている人を観察すると、その人が劣等感の塊であることが分かります。

その劣等感を隠すために周りの人を怒鳴り散らしているのです。

だから怒鳴り散らしている人を見ると、かわいそうな人だと思います。

本当に強い人は、怒鳴ったりはしません。

私は若い頃はマシンガンのように話す人でした。

他人の話を聞くことなどしませんでした。

しかし、60年近く生きていると、人の話を聴いたほうが、相手の本質が分かり、そのほうが信頼関係が築けることを痛感しています。

もっと早く分かっていれば、私の人生は大きく違っていただろうと思います。

コミュニケーションって、話すことよりも聴くことなのですね。