糸が切れた凧の毎日

これまで散々世間に迷惑をかけてきたので、これからは世間に恩返しをする番だと思っています。 周りの人の心に火を灯し、少しでも元気になってもらえれば、私も元気になれます。

部下の成長を祈る

入社して2~3年目の社員の研修がある。

私の部下に4人ほど該当者がいる。

人事課から、その部下の研修前と研修後の評価の依頼があった。

部下の年齢は24~25歳。

 

自分がその年齢で何をしていたのかを振り返ってみた。

私は3浪して大学に入学したので、大学3~4年であった。

故郷を遠く離れて新聞奨学生として2年間過ごした。

故郷に戻って塾の講師として1年間過ごした。

この3年間で自分で働いた金で生活し、何とか地方の国立大学に入学できた。

自分の大学時代は生意気であったと思う。

3年間誰の援助も受けずに生活したという変なプライドがあった。

周りの人は、私のことを変わった人だと思っていたかもしれない。

両親が大嫌いであったので、自分には頼るものがない。

強い独立心があった。

自分の部下の4人は全員、親と同居をしている。

35年も前の自分と比較するのが無理だと思うが、自立をしてもらいたいと思う。

これからの日本では、組織が人生を保証しない。

1人でも生活する力を付けてもらいたいと強く願う。

私は3回転職して今の職場にいるが、どの職場でも精一杯頑張ったと自負がある。

特に、20歳代の頃は、我武者羅に働いた。

仕事の事しか頭になかった。

同級生よりも3年遅く社会に出たので、その分を取り戻したかった。

その影響で、自分の家庭を崩壊させてしまったと思う。

ただ、20歳代の頑張りが、生きる力を付けてくれたのは間違いない。

ぬるま湯に浸かっていては人間は成長しない。

部下の評価など、自分の評価には関係ないので、手を抜くこともできる。

しかし、4人の部下にもこれからの人生がある。

1人ひとりの長所・短所をしっかり記入し、特性に合わせて成長できるポイントをアドバイスしようと思う。

褒めるところは褒め、改善点は改善してもらう。

研修の成果が出て、彼らが成長できることを祈る。